
飲み会やイベントの後、大変な準備をしてくれた幹事へのお礼メール。いざ書こうとすると「どんな内容にすればいい?」「失礼にならないかな?」と迷ってしまいますよね。
感謝の気持ちをしっかり伝えつつ、今後の良好な関係につなげるためにも、お礼メールは非常に重要です。
この記事では、コピペしてすぐに使えるお礼メールの例文を15パターンご紹介します。ビジネスからプライベートまで、あらゆる状況に対応できるので、もうメール作成で悩む必要はありません。
基本マナーや、気持ちがより伝わるポイント、うっかりやりがちなNG例まで、この記事一本で幹事へのお礼メールは完璧です!
1. 状況・相手別|幹事へのお礼メール例文集
早速、様々なシーンで使えるお礼メールの例文を見ていきましょう。自分の状況に合わせて、自由にカスタマイズしてくださいね。
ビジネスシーン(社内向け)
例文1:歓迎会を開いてもらった(幹事は先輩・上司)
件名:歓迎会のお礼(〇〇部 自分の名前)
〇〇さん(役職名の方も可)
お疲れ様です。 〇〇部の(自分の名前)です。
昨日は、私のために盛大な歓迎会を開いていただき、誠にありがとうございました。 皆様に温かく迎えていただき、大変嬉しく、また心強く感じております。
特にお忙しい中、幹事を務めてくださった〇〇さんには、心より感謝申し上げます。 お店の雰囲気も良く、お料理もとても美味しかったです。おかげさまで、普段なかなかお話しする機会のない皆様とも交流でき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
一日も早く業務に慣れ、部署の一員として貢献できるよう精一杯努力してまいります。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、まずはお礼申し上げます。
(署名)
【ポイント】 全員への感謝に加え、幹事の名前を名指しで挙げて感謝を伝えるのが重要です。今後の仕事への前向きな意欲を見せることで、好印象を与えられます。
例文2:懇親会・飲み会(幹事は同僚)
件名:昨日の懇親会ありがとうございました!
〇〇さん
お疲れ様です! 昨日は懇親会の幹事、本当にお疲れ様でした。
〇〇さんが選んでくれたお店、すごく良かったね!特に〇〇(料理名など)が美味しくて、みんなで盛り上がったね。 おかげで、部署の皆さんとさらに親睦を深めることができました。本当にありがとう!
また今日から仕事頑張ります。 今後ともよろしくね!
(署名)
【ポイント】 親しい同僚が相手でも、準備への「労い」は必ず伝えましょう。具体的な感想を共有することで、楽しかった気持ちがより伝わります。
例文3:送別会を開いてもらった(幹事は後輩・同僚)
件名:送別会のお礼(自分の名前)
〇〇さん
お疲れ様です。(自分の名前)です。
昨日は心のこもった送別会を開いてくれて、本当にありがとうございました。 忙しい中、お店の予約から当日の進行まで、幹事として完璧に準備してくれたおかげで、最高の思い出ができました。
皆さんからいただいた温かい言葉やメッセージ、大切にします。 この会社で〇〇さんたちと一緒に仕事ができて、本当に良かったです。
新天地でも、ここでの経験を活かして頑張ります。 皆さんの今後のご活躍を心から祈っています。
末筆ながら、皆様のますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。 (ご返信には及びません)
(署名)
例文4:社員旅行(幹事へ個別で送る)
件名:社員旅行のお礼
〇〇さん
お疲れ様です。(自分の名前)です。
この度は、社員旅行の幹事、大変お疲れ様でした。 素晴らしい旅行を計画・運営してくださり、本当にありがとうございました。
特に、手配していただいた旅館の温泉は最高で、日頃の疲れをしっかり癒すことができました。 〇〇さんのスムーズな進行のおかげで、参加者全員が心から楽しめたと思います。
リフレッシュできたエネルギーを、また今日からの仕事に活かしていきます! 今後ともよろしくお願いします。
(署名)
【ポイント】 旅行のようなプライベート感の強いイベントでも、お礼はビジネスの基本に則ります。具体的な体験(温泉、食事、イベントなど)に触れ、仕事への意欲に繋げるのがスマートです。
ビジネスシーン(社外・取引先向け)
例文5:接待・会食のお礼(ご馳走になった場合)
件名:会食の御礼(株式会社〇〇 自分の名前)
株式会社〇〇 〇〇部 部長 〇〇様
いつも大変お世話になっております。 株式会社△△の(自分の名前)です。
昨日は、心のこもったおもてなしを賜り、誠にありがとうございました。 素敵なお店で美味しいお食事をいただきながら、〇〇様と貴重なお話を伺うことができ、大変有意義な時間を過ごせました。
特に、〇〇の件で伺ったお話は大変勉強になり、今後の参考にさせていただきます。
本来であれば直接お伺いすべきところ、甚だ略儀ではございますが、まずはメールにて御礼申し上げます。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
(署名)
【ポイント】 社外の方へは、より丁寧な言葉遣いを心がけましょう。「ご馳走様でした」をより丁寧に「おもてなしを賜り」などと表現します。「次回はぜひ弊社から」と一言添えるのも良いマナーです。
プライベートシーン
例文6:同窓会の後、幹事の友人へ(メールの場合)
件名:同窓会ありがとう!
〇〇
昨日は同窓会の幹事、本当にお疲れ様でした! 出欠確認からお店の予約まで、色々大変だったよね。〇〇のおかげで、久しぶりにみんなと会えて、最高の時間を過ごせました。本当にありがとう。
特に、先生からのビデオメッセージには感動したよ! またみんなで集まれる日を楽しみにしています。
まずは取り急ぎお礼まで。
(自分の名前)
例文7:友人との飲み会後、幹事へ(LINEの場合)
〇〇、昨日は幹事ありがとう!🍻 お店選びから予約まで、全部任せちゃってごめんね。 〇〇のおかげで、めっちゃ楽しかったよ! また近いうちに飲もうね!
【ポイント】 LINEなどのチャットツールでは、簡潔で親しみやすい言葉遣いが適しています。ただし、親しい友人でも準備への「労い」の言葉は忘れずに伝えましょう。
2.差がつく!お礼メールを格上げする3つのポイント
テンプレートをただ送るだけでなく、少し工夫するだけで感謝の気持ちはもっと深く伝わります。
① 準備への「労い」の言葉を入れる
幹事の仕事は、お店選び、出欠確認、当日の進行、会計など、見えない部分で非常に多くの労力がかかっています。
単に「楽しかったです」という結果への感謝だけでなく、**「準備、大変でしたよね」「お忙しい中、ありがとうございました」といった、準備過程への「労い」**の言葉を必ず加えましょう。
この一言があるだけで、「自分の苦労を分かってくれている」と幹事に感じてもらうことができ、メールの温かみが格段に増します。
② 「具体的なエピソード」でオリジナリティを出す
「楽しかったです」という抽象的な感想だけでは、社交辞令だと思われてしまうかもしれません。
- 「〇〇部長がお話しされていた△△の件、大変勉強になりました」
- 「〇〇さんが頼んでくれた日本酒、とても美味しかったです!」
- 「皆でやった〇〇(余興)で、一体感が生まれましたね」
このように、会話の内容、料理、お店の雰囲気、イベントなど、具体的なエピソードを盛り込みましょう。これは、あなたが会を心から楽しんでいた何よりの証拠となり、幹事にとっても「この企画は成功だったんだ」という嬉しいフィードバックになります。
③ ポジティブな「未来への抱負」で締めくくる
会での経験を、今後の行動や抱負に繋げることで、お礼メールはさらに素晴らしいものになります。
- 「いただいたアドバイスを、今後の業務に活かしてまいります」
- 「リフレッシュできたので、また明日から仕事を頑張ります!」
このように、会があなたにとって前向きな影響を与えたことを示すと、幹事や他の参加者は「会を開いて良かった」と大きな満足感を得ることができます。
お礼メールの基本構成とマナー
改めて、失礼のないお礼メールの基本構成とマナーを確認しておきましょう。
- タイミング: 翌日の午前中がベスト。遅くとも当日中には送りましょう。迅速な対応が、感謝の気持ちと敬意を示します。
- 件名: 「〇〇のお礼(自分の名前)」のように、用件と差出人が一目でわかるようにします。
- 宛名: 相手の会社名・部署名・役職・氏名を正確に記載します。複数人に送るのではなく、一人ひとり個別に送るのが最も丁寧です。
- 本文: 「感謝」「労い」「具体的な感想」「今後の抱負」を盛り込みます。
- 結び: 「略儀ながらメールにてお礼申し上げます」といった一文で、メールが略式であることへの謙虚さを示します。
- 誤字脱字チェック: 送信する前の最終確認は必須です。特に相手の名前や役職の間違いは大変失礼にあたります。
これはNG!お礼メールでやってはいけない5つの注意点 ⚠️
良かれと思って書いた内容が、実はマナー違反ということも。以下の点には十分注意してください。
- 砕けすぎた言葉遣いや顔文字・絵文字: 上司や取引先へのメールでは「超楽しかったですw」のような表現はNGです。
- プライベートな内容の暴露: お酒の席で聞いた個人的な話(恋愛、失敗談など)をメールに書くのは絶対にやめましょう。信頼を失います。
- 次回開催の催促: 「来週も飲みに行きましょう!」など、相手の都合を考えずに次を要求するのは控えましょう。
- お金に関する無神経な言及: 「ご馳走様です!〇〇円も得しちゃいました!」や「部長からいただいたご厚志で二次会に行けました」など、金額に触れるのは最も品のない行為です。相手の厚意を踏みにじることになるので絶対にやめましょう。
- 求められていない批評: 「お店は良かったですが、席の配置が…」など、お礼メールでダメ出しをするのはNGです。
相手に気を使わせない「返信不要」のスマートな伝え方
お礼メールを送ると、相手は「返信しなきゃ」と気を遣ってしまうかもしれません。そんな相手の負担を軽くするため、メールの最後に「返信は不要です」という一文を添えるのは、非常に洗練された配慮です。
- 丁寧(上司・社外向け): 「ご返信には及びません」「どうぞご放念ください」
- 少し柔らかく(先輩・同僚): 「お忙しいと存じますので、ご返信は不要です」「お返事はお気遣いなく」
もし自分が「返信不要」と書かれたお礼メールを受け取ったら、基本的には返信しなくてOKです。一言返したい場合は「承知いたしました。お心遣いありがとうございます。」のように簡潔に済ませ、やり取りを終わらせましょう。
まとめ
幹事へのお礼メールは、単なるマナーではありません。相手の労力を認め、感謝を具体的に伝えることで、よりスムーズで温かい人間関係を築くための大切なコミュニケーションツールです。
今回ご紹介した例文やポイントを活用して、あなたの感謝の気持ちをしっかりと伝えてみてください。きっと、その一通のメールが、あなたと相手との関係をより良いものにしてくれるはずです。